京都市中京区Ｔ様テナントビル外部補修完了しました

京都市　田中工務店　このいえリフォームです

四条通にほど近いところにテナントビルをお持ちのＴ様より

お問い合わせを頂きました

１階の玄関部分の面格子の柱がなくなっているとのこと

はてさて、どういうことやら？

とりあえず拝見させて頂きます

１階部分は割烹が入居されているのですが

メニュー看板を付けた面格子があります

よく見ると…

足元が土に埋まって、ややこしくなっています

この柱は、その上の下屋を支えているので

このままでは危険です

早速入れ替え工事にかかります

まずは既存柱の撤去です

案の定、ボロボロです

持っただけで砕けそうです

一番大事な柱も…

しっかり上までシロアリに食べられています

Ｔ様のご予算の都合上、弊社の在庫品の木材程度でとのこと

別に節有でもいいですよ～とのこと

しか～し

ここは目利きの見せ所、桂倉庫の奥まで木材を探しました

ちょうどいいヒノキの柱と、これまたヒノキ（一部台湾ヒノキ）の

面格子材が見つかりました

早速組み立てます

そもそも、今回の腐食・蟻害の原因は、土台部分の経年劣化と

なによりも、「水仕舞い」が悪かった点です

シロアリは、よく湿った木材しか食べられないので

基本的に土が被っていたり、コンクリートに埋まっていると

食害を受けやすくなります

逆に、薬品漬けにしなくても、乾燥すると食われません

今回は、少しでも長持ちさせるために、樹脂パッキンを

土台と柱の間に挿入しました

これで木材が常に乾いた状態を保てます

このままでは不細工なので、銅板で少し化粧をします

完成しました！！

元の状態を復旧した形ですが、雰囲気も変わります

一応、「総ヒノキ造り」です！！

当社の桂倉庫には、結構お宝が眠っているのです！！

実はこのあと、キシラデコールというペンキで塗装する予定

だったのですが、仮完成をご覧になられたＴ様も

「キレイだし、このままの方がいいんじゃない？」とのこと

無着色の保護塗料だけを塗りました

その昔、町屋工務店には「木場」といわれる倉庫兼作業場があり

よく使う化粧材や、ちょっとした木材を在庫として持っていました

ところが、和室や座敷を作らなくなったこと

既製品建材の方がとりあえずの仕上がりが早くてキレイなこと

加工できる職人さんが減ったことから

木場がすっかりなくなってしまいました

弊社では、「倉庫こそショールーム」との思いで

桂倉庫が大活躍しております

こういった、掘り出し物の木材も結構あったりします

「こんなことできるのかな？」なんて事がありましたら

ぜひご相談ください

次はあなたにピッタリの掘り出し物出てくるかもしれませんね

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