京都市右京区Ｉ様邸外部手摺補修完了しました
京都市 田中工務店 このいえリフォームです
有名観光寺院にほど近い、閑静な住宅地にお住いのＩ様から
ご相談を受けました
バルコニーの木製手すりが最近グラグラするとのこと
元々お家を建てた工務店さんが廃業されたので
どこに相談していいやらと、弊社を見つけてくださいました
早速現場を拝見しました
パッと見ると大丈夫そうなのですが、一番上の「笠木」が
２本継ぎになっているので、そこから腐食しています
塗装も少しお疲れ様です
ただ、素材は「ウエスタンレッドシダー」という木材で
外部使用には優れた素材でした
新築時のイメージを崩さないように、現状を維持しつつ
安全な仕上がりにします
まずは腐食部分の撤去です
上部の腐食した部分を取りました
直接つながっていた柱部分は腐食が進んでいますが
添木になっている部分は全然大丈夫です
この部分を利用します
笠木を乗せ換えて、塗装をします
今度は製材所特注の、５ｍ一本モノの米杉材です
できました！
ほぼ「間違い探し」です
さて、どこが変わったかわかります？
塗装もやり替え、随分シャキッとしました
これで当分は大丈夫です
新築時に意匠をこだわられたお家は、やはり全体の風合いがあります
安易にアルミにしたり、素材を変えると大きく雰囲気を損なう
場合もあります
今回の補修は、パッと見るとどこを直したのかわからないのですが
その方が難しい場合もあるのです
そこには、素材を見る目と、適切な工法を判断する力が必要なのです
また、外部素材は結構選定が難しいものです
既製品の樹脂系素材は、どうしても作り物感が出てしまいます
ムクの木材は、やっぱり味があります
日本在来のヒノキを始め、今回のウエスタンレッドシダー
ただ、「これ！！」という完璧なものはないので
お客様の使用方法・現場の雰囲気を考えてご提案します
ちなみに私の家のウッドデッキはウリンです
最初は赤黒いのですが、だんだん銀白色になっていくのが味です
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