地味な雨漏り？！

京都市　田中工務店　このいえリフォームです

閑静な住宅街にお住まいのＴ様からお問い合わせをいただきました

最近雨の日に軒下からポタポタ水が落ちるとのこと

早速拝見に上がります

瓦葺で、軒まわりを銅板で納められています

よくある高級仕様です

一見問題ないように見えますが…

雨水がよく通る箇所だけ、銅が腐食しています

下地の木材まで見えています

銅板葺きは高級素材なのですが、こういった現象が

結構起こります

特に寒暖差の大きい南面や、面積の広い箇所に

起こる現象です

また、よく見ると樋もヘロヘロです

この年代の角樋は、なぜか基材と表面材が剥がれて

ボロボロになる現象がよく起こります

せっかくの補修の機会なので、ついでに交換です

まずは足場をかけます

この際なので、もれなく点検して不良箇所をなくします

問題の穴あき箇所にはガルバリウム鋼板をあてます

耐候性の高い素材ですね

怪しい箇所にはシリコンを詰めておきます

銅板を全部葺き直すと費用も工期もバカになりません

他の平面は比較的状態が良いので不良箇所のみ差し入れます

あわせて樋の取替、損傷した軒裏の補修とすすめ

最後は瓦の点検をして完了です

雨漏りの補修は一番難しいリフォームです

まず原因の特定に苦労します

驚く部位が原因だったりすることもよくあります

原因究明に半年以上かかることはザラです

また、見積が難しく、調査・検証をしないと

先行で見積もりができないケースが多いです

よく訪問販売の業者さんはすぐに屋根の全面貼り替えや

塗装の全面塗り替えを勧めてきます

その方が手っ取り早く、責任が軽く、売り上げが上がるからです

（こちらの記事を参照ください）

エアコンのドレン排水接続が悪いだけなのに

外壁の塗り替えをされたという話も聞きます

このいえでは、必要な工事を必要なだけお勧めします

もちろん足場を組むついでにということで

あわせてお勧めすることもありますが

必要かどうか・お値打ちかどうかで

判断するようにしております

ぜひ安心してご相談ください

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